脳はほめると喜ぶ
投稿日: 2014年2月13日,カテゴリー: 未分類
昨夜、脳についての番組をしていた。高次脳機能障害やアルツハイマー病、うつ病などの脳がどうなってるのか、その他、若い人たちでなのだが、かなりのダメージを受けた脳が代替え機能が働いて運動機能だけでなく、言語、思考のところでも改善が見られるようになったお話もしていた。根性もののリハビリだけでなく、様々な手法で脳の状態を観察しながらハイテクを駆使してのリハビリもされていた。
治療のお話だけではなく、脳の活動についてもやっていた。
どうすれば脳は活発に働くのか、やる気スイッチはどこにあるのかなどを画像にして研究していた。
ある実験で、課題をこなすと報酬を与えるという条件で取り組ませて見て、その時脳のどこが活発に動いているか、課題に取り組む姿勢はどうなっているかを観察していた。報酬がお金の場合、当初は、お金が与えられるという刺激で脳も活性化し、一生懸命取り組むのだが、徐々に効率が落ちてきて、あくびなんかしたりし始める。ところが、お金ではなく、その都度褒めることを報酬とすると、お金がもらえる時以上に脳が活性化し、それが持続する。これは猿とかではなく、人間での実験だ。
また、別の調査で、常に怒られるという刺激を受けてきたこどのも脳は、聞くということを司る脳神経がそうでないこどもよりも10%ほど少なくなる。両親の間でDVがあり、その現場を見続けてきた場合は視覚野が20%ほど少なくなっていたとのこと。
怒ることが必要な場面もあるけれど、怒っても人は育たない。褒める方が育つ。ということが脳科学的にも証明されているということ。
みなさん、怒ってばかりいないで褒めましょう。
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