重症心身障がい者と言われるNさんと関わってみて
投稿日: 2016年10月11日,カテゴリー: まーぶる紹介
今年度も早いもので半分が過ぎました。そろそろお仕事にも慣れてきたころかな?ということで、期待の新人・松本ヘルパーに今回は記事を書いていただきました!
こんにちは、4月から働き始めました新人の松本です。4月から働き始めて、もう10月と月日が経ち、「もう半年もたったのかー、早いな」というのが率直な気持ちです。半年間で障がい者の方々について学ぶことや知らないことが少しずつですが、分かってきたように思います。しかし、まだまだ分からない所もあるといった感じです。今回は当初入った時の重症心身障がい者と言われるNさんと関わる中でどんなことを思ったのかと、半年経った今の心境を話していきたいと思います。
胃ろうで食事を注入。真剣そのものです! |
まーぶるに入って、Nさんの支援に初めて入った時は、身体が小さい、身体が曲っている、呼吸器や吸引器といった様々な機械があったり、着けていたりしていることや、胃ろうで食事を取ったりすることについても疑問がありました。なぜこの人はこれをしているのだろうか?といった知らないことが多くあったり、私にできるのか?や、向き合って関わっていけるか?といった不安がありました。身体の仕組みも全く違っていると思うくらいでした。たとえばねじれていて、自分とは違う方向に曲がるという風に見えた腕など。これにはすごく驚きました。
会話の面では初めてお会いした時に挨拶を行うと、身体を動かして私の顔をみてくれたり、腕を動かしてくれたり、声で返事してくれたりしました。
当初、私が難しいと思ったのはコミュニケーションと食事でした。Nさんと会話をする中で、私が話していることに対しての返事が分かりにくかったり、Nさん自身が何かを言ってることに対して、私が理解出来てないことがありました。食事に関しても、胃ろうと呼ばれる方法で胃から食事をとる介助を行った時は緊張と怖さがあり、その緊張がNさんに伝わりなかなか食事が進まないといったこともありました。
手を握りながらのコミュニケーションです |
今はまだまだコミュニケーションのなかでNさんが訴えていることを全て理解しているわけではありませんが、たくさんお話をする中でまずは私の事を知ってもらうために、私自身の自己紹介などをしたり、Nさんの腕や手などを触ったりしながら会話をしています。私の話をしている時やNさん自身が話している時の受け答えの際に腕をあげたり、声を出して返事をしてくれる中で少しずつですが、何かを訴えていたり、私が話している中で気になるワードがあった時の反応なども分かってきたような気がします。
食事では今でも緊張と不安がありますが、楽しく食事したいと思い、メニューをNさんと一緒に決めていったり、会話をしながら楽しい食事を行うようにしています。
まだまだNさんを始め、重症心身障がい者と言われる方について知らないことや学ぶことが多いので焦らず、不安や怖さもありますが、恐れずにいろんな方々と関わっていきたいと思いました。
今回の記事担当
名 前:松本康利
主な業務:デイサービスぽぽろ、ショートステイぽれぽれのヘルパーおよび送迎
ひとこと:利用者の皆さんが楽しく過ごせるようなヘルパーを目指しています!
編集 杉本ゆかり
高田誠志
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